NEO TOKYO
安全と均質を掲げる巨大管理都市。白く整った街並みの外には、灰色の旧世界が広がる。
ORIGINAL SCIENCE FICTION / AI ANIME PROJECT
NAMELESS VERSALIS
これは、選ぶことを許されない世界で、
一歩前に踏み出す少女の物語。
00 — PROLOGUE
そのかわり、誰も選ぶことができない。
ネオトウキョウに暮らす17歳の少女・麻生アイは、世界の外縁で名もなき機体と出会う。

01 — WORLD
百年前の戦争を終わらせた人々は、二度と間違えない世界をつくった。適性が進路を決め、都市が人間を守り、歴史は静かに整理される。けれど、消された記録は宇宙の各地でまだ息をしていた。

360° FIELD VIEW ↗NEO TOKYO / AI'S POINT OF VIEW
ネオトウキョウの街角を、アイの視点から360°で体験できます。画面を指やマウスで動かし、管理都市の日常を歩いてみてください。
ネオトウキョウを360°で体験する ↗別画面で開きます
360° SYNCHRONIZED VIEW ↗EPISODE 04 / VERSALIS SYNCHRONIZED VIEW
ヴェルサリスと同期したアイが、ネオトウキョウ上空から見た地球。彼女が知っていた世界との違いを、360°の視界で体験できます。
第4話の上空を360°で体験する ↗別画面で開きます
360° HANGAR VIEW ↗ARCLILY / TACTICAL UNIT HANGAR
月の軍艦アークリリィに設けられた、全高18メートル級の汎用型人型兵器を収容・整備する格納庫。静かな夜間待機中の艦内を、360°で見渡せます。
アークリリィ格納庫を360°で体験する ↗別画面で開きます安全と均質を掲げる巨大管理都市。白く整った街並みの外には、灰色の旧世界が広がる。
月南極・シャクルトン盆地に築かれた人類居住区。地球の管理から遠く、旧文明の遺産と宇宙へ踏み出した人類の記憶を守っている。
“絶対機械圏”。人間の理解を超えた秩序を持ち、太陽系の彼方から地球を観測している。
02 — CHARACTERS
それぞれの過去と、それぞれの未来。同じ船に乗っても、見ている世界は違う。
01選ぶことを許されなかった少女。まっすぐで、少し乱暴で、誰よりも自分の足で前へ進もうとする。名もなきヴェルサリスとの出会いが、管理された世界を揺らし始める。
02静かな眼差しでアイを導く、謎多き女性。百年前の戦争と、現在の地球をつなぐ秘密を知っている。
03冷静な判断力を持つ青年。月面任務を経てアイと行動を共にし、彼女の無謀さを現実へつなぎ留める。
04世界の残り香を追う探偵。軽い言葉の奥で、観測に失敗した世界の痕跡を見つめている。
03 — TIMELINE
最盛期、崩壊、そして封印された現在。太陽系の各地は同じ遺産の上で、それぞれ異なる歩みを始めている。
量子理論の飛躍によって宇宙進出のコストが崩壊。ダイソン・スウォームの莫大な太陽エネルギーを得た人類は、太陽系のテラフォームと移住を進め、現在とは桁の異なる文明へ到達する。
太陽系全域を巻き込む戦争により、惑星文明と量子技術体系は崩壊。生き残った地球は技術を封印し、人類文明は大きく退行する。
荒野となった地球に築かれた管理都市。適性によって未来が決まる街で、麻生アイは割り当てられた人生から一歩だけ外へ踏み出す。
月南極・シャクルトン盆地に残る人類居住区。旧文明の記録とサルベージ技術が、地球とは異なる形で息づいている。
完全崩壊した火星の残骸――アステロイドベルト2nd。地球から存在を否定された人々と、絶対機械圏の境界がある。
アンドロイドが支配する絶対機械圏。有機生命体は保存区画で暮らし、イオには旧銀河鉄道航路のポイントが眠る。
記録はここで途切れている。名もなきヴェルサリスが向かう先を、まだ誰も知らない。
SALVAGE CIVILIZATION
量子技術は母星・地球によって封印された。しかし、かつての文明が残した生命維持設備とエネルギー網は止まっていない。人類は遺産を“サルベージ”して利用し、火星圏以遠のアンドロイドたちは、そこから独自の発展を始めている。
UNNAMED UNIT
AWAITING OBSERVER
04 — VERSALIS
VARIABLE ENTANGLEMENT RESONANCE
SEMI-AUTONOMOUS LIMINAL INTERFACE SYSTEM
全高約18メートル。量子真空プラズマ収縮炉、局所曲率重力閉じ込めを動力核とし、操縦者との“共鳴”によって状態を変化させる半自律境界接続システム。兵器として分類されているが、その本来の役割は別にある。
05 — WORLD ARCHIVE
人類が暮らした惑星と衛星は、前大戦で崩壊した。生命維持インフラだけが稼働を続け、百年後の文明は旧世界の遺産の上で分岐している。

ダイソン・スウォームは前大戦後も稼働を続け、主に火星までの各植民地へエネルギーを供給している。
人類居住圏。旧文明の生命維持インフラを利用しながら、植民地社会が存続している。
人類居住圏。テラフォーム設備の稼働によって、前大戦後も人々の生活が保たれている。
前大戦で大半が荒野となり、その後に再テラフォームされた母星。ネオトウキョウなどの管理都市がある一方、爆撃を免れたインフラ周辺では自然が回復し、旧文明の遺産を発掘しながら暮らす人々もいる。
戦禍を受けながらも人類が居住。現在の中心は、月南極シャクルトン盆地のルナフロンティア。
複数のラグランジュポイントに残る人類居住区。前大戦の傷跡を抱えながら、地球圏を支えている。
破壊された火星の残骸。人類が暮らしているが、母星・地球はその存在を認めず“無人”としている。ここから先は絶対機械圏となる。
内惑星系と外惑星系で航行規則が切り替わる境界。特定のタイミングに限り艦船を短時間で転送する、旧銀河鉄道航路が残されている。
アンドロイドが支配する絶対機械圏。有機生命体の立場は脆弱で、人間は保存区画に暮らす。航路ポイントは衛星イオにある。
観測記録なし。
かつて衛星チタニアに太陽系有数のテラフォーム都市が存在した。現在も人類が主権を保って暮らしているという噂がある。
観測記録なし。
06 — ANIME FILM
AIオリジナルSFアニメ『名もなきヴェルサリス』。選ぶことを許されない少女・アイが、名もなき機体とともに管理された世界の外へ踏み出す。

07 — NOVEL / STORY ARCHIVE
「選ぶこと」が必要とされない世界。
ネオトウキョウで暮らす少女・アイは、まだ名前のつかない違和感に触れはじめる。
全盛期を過ぎた人類が、緩やかに衰退していく太陽系を巡るポストアポカリプス・ロードムービー。

The Ideal City on the Verge of Being Late
寝坊した朝、アイは何もかもが最適化されたネオトウキョウを駆け抜ける。遅刻寸前のいつもの一日は、学園で覚えた小さな違和感から、静かに形を変え始める。

Beyond the Wall
放課後、旧校舎へ向かったアイは、立入制限の壁の向こうに気配を感じる。誰も近づかないはずの場所で、彼女の日常を揺さぶる出来事が待っていた。

This Is Freedom
ヴェルサリスと出会ったアイを、予想もしなかった空の旅が待ち受ける。管理された街を離れた先で、彼女は初めて自分の感覚に名前を与えようとする。

A World Decided by Someone Else
ネオトウキョウの外へ出たアイは、教えられてきた世界とは異なる地球の姿を目にする。整えられた平和の外側で、彼女の中にひとつの問いが芽生える。

The Warship from the Moon
地球上空に現れた、月の軍艦アークリリィ。アイは艦長クロエルと月夜に迎えられ、自分とヴェルサリスをめぐる説明を受けることになる。

Ai's Battlefield I
初めての実地確認で、アイは旧文明の巨大作業機アラクネと遭遇する。迫る危機と退避命令の狭間で、彼女は戦場という現実に向き合う。

Ai's Battlefield II
アラクネとの戦いは、灰色の旧世界へと舞台を移していく。月軍の援護を受けながら、アイとヴェルサリスは止まらない巨体に立ち向かう。

If You're There, Hurry
海上の廃棄都市バビロンで、アラクネとの戦いは激しさを増していく。誰もいないはずの廃墟に感じた気配が、アイとヴェルサリスを予定外の局面へ導く。

A Town Overlooking the Harbor
戦いの先で、アイは夏の光に包まれた「港の見える街」へたどり着く。穏やかな景色に混じるわずかな違和感と、探偵・雨宮サイカとの出会いが、新たな物語を呼び込む。

Saika Amamiya's Notebook
街には、誰も気に留めない継ぎ目があった。雨宮サイカの手帳を手がかりに、アイは自分の記憶と街の記録が重なる場所を追う。穏やかな夏の日常は、少しずつその裏側を見せ始める。

A-17
失われた記憶と、戻るべき現実。その境界に立ったアイは、サイカとともに搭乗ブリッジの奥へ進む。やがて彼女は、誰かに決められるのではなく、自分で一歩を選ぶことになる。

Interim Disposition Decision on the Recovery of an Earth-Sphere Contact Individual and Old-Civilization-Class Armament
激しい戦いの末、アークリリィへ回収されたアイとヴェルサリス。意識を失ったアイが眠る一方、その処遇をめぐる協議が始まる。人として守るのか、危険な存在として管理するのか――本人の知らない場所で、彼女のこれからが静かに決められようとしていた。

Moonlit Night, Earth's Light
地球を離れ、月へ帰還するアークリリィ。それぞれが答えのない違和感を抱えるなか、眠りから目覚めたアイは、月の夜空から青い地球を見つめる。誰かに決められた世界から飛び出した少女は、次にどこへ進むのか。――エピソード1「地球編」、完結。

That Which Falls to the Moon
月の都市で新たな日常を迎えたアイ。だがその矢先、オオカミノミヤに危機が迫り、ヴェルサリスは再出撃することになる。舞台は地球から月へ――ルナフロンティア編、開幕。

Circe of Selene
月での日常を楽しみ始めたアイの前に、セレーネ区の戦術兵器《キルケー》が姿を現す。ヴェルサリスを巡る都市間の思惑が交錯するなか、アイ自身もまた、月社会の表舞台へと引き出されていく。

The Name Is Doyle Ranpo
特撮番組『星導巨人セクスタンス』に、“ドイル乱歩”として出演することになったアイ。撮影現場で出会ったのは、新人俳優・七星ソウマだった。ヒーローを演じるソウマと、ヴェルサリスを駆るアイ。二人の出会いが、撮影現場に新たな波紋を広げていく。
ABOUT THIS PROJECT
『名もなきヴェルサリス(Nameless Versalis)』は、じゆうみらい(Jiyu Mirai)によるオリジナルSF作品です。
2025年の短編映像制作から始まり、2026年に約26分のアニメ作品を公開。現在は小説、イラスト、Webへと表現を広げながら、ひとつの物語世界として制作を続けています。
ORIGINAL STORY & CREATIONじゆうみらい / JIYU MIRAI